数ある借金のなかでも、貸与型の奨学金と言う借金はかなり特異な借金です。
返済金額が大きい割に、毎月の返済金額はそこまで多くないので、何百万も借金を背負っているわりには、あまり負担感を感じられません。
ですが、そのまま決められた金額を毎月返済していくと、借金を完済するのに20年ほどかかってしまいます。
これだけ長い間借金を返し続けることは、20年も借金を返し続けられるか、結婚や出産など、お金がかかるイベントと同時に借金を返すのかなど、色々な観点からみて好ましいことではないので、出来るだけ早期に借金を完済することが望ましいです。
奨学金の場合、決められた年数より早くお金を返すと繰り上げ返済となり、その分の利子を払わなくて済む(無利子奨学金の場合返済金額そのものが減る)ので、少し得をすることができます。
これらのことを考えると、奨学金は早期返済が得だと言えます。
では、どうやったら奨学金を早期返済できるのか。これは余裕資金をどんどん返済にあてていくことです。
もちろん、人生何があるかわかりませんのである程度の預金は必要ですが、それ以外のお金をどんどん返済に回していくのです。
〇年間で奨学金を完済する、というように目標を持つのも良いです。
そうすれば、規定の期間よりずっと早く奨学金を完済することができるでしょう。